平成29年9月14日千畳敷ホテル前から撮影(丹沢/撮影)
三ノ沢岳及び木曾駒ケ岳山行記
★ 9月14日(木)
かねてより木曽駒の三ノ沢岳へ登ってみたいと思っていたが、残雪期に登ったことのある丹沢さんとyouさんが同行してくれ
ることになり実現した。朝一番のロープウエイに乗り「三ノ沢岳」を目指すことになり、早朝「甲斐大和」道の駅で落ち合い出
発をする。菅の台駐車場からバス・ロープウエイと乗り継ぎ千畳敷から歩き始める。極楽平に9時前に着く。ここで「空木岳」
を目指すyouさんと別れる。残る2人は北上し三ノ沢岳への分岐に至り、ここに宿泊用の荷をデポし、三ノ沢岳を目指した。
高曇りで展望は良好で、極楽平から空木岳へ延びる長い尾根が良く望むことが出来た。空木岳を目指すyouさんは何処
を歩いているのか?初めての小生は意外と多いアップダウンに辟易しながらも、最後の登りに差し掛かった。花でも人気の
あるこの稜線だが、季節柄余り無い。季節外れの「イワカガミ」などが見られた。頂上からは、振り返ると駒ケ岳・宝剣岳の全貌がまじかだ。登り返す稜線もきつかった。デポしたリュックを背に宝剣岳へ向かう。岩トレのお陰か?岩は鎖や猿梯子があ
り特に怖くはないが、疲れ果てて身体がいうことを聞かないのが怖かった。その日は宝剣岳山荘に素泊ま利をする。宿泊
客は意外と少なく、泊り客の食事に空いたテーブルで煮炊きができた。

三ノ沢岳

三ノ沢岳山頂

宝剣岳への険しい岩場を通過
★ 9月15日(金)
伊奈前岳から陽が昇り今日も良い天気だ。まずは、駒ケ岳を目指す。中岳は左に巻いて頂上へ立つ。360度の展望
だ。北アルプス・八ヶ岳・南アルプス・恵那山・御嶽山全てよく見える。神社や祠にお参りをして聖職の碑まで行って見よ
うと馬の背を下る。ウラシマツツジの紅葉が素晴らしい。這松の緑・花崗岩の白とのコントラストが見事だ。ナナカマドは
葉の紅葉の前、真っ赤な実が鮮やかだ。風もなく穏やかな下り道を、草紅葉に酔いしれながらのんびり歩く。やがて右
下に濃ヶ池を見下ろす肩に出る。そこから急な下りになっている上、聖職の碑までは相当ありそうだ。登り返すのがしんど
そうなので、そこまでで引き返すことにした。帰りは中岳を経て宝剣山荘に寄り、預けてあった荷物を受け取って八丁
坂を千畳敷へと下る。朝早いロープウエイで来た人達がちょうど差し掛かったのか登山者が続々登ってくる。重装備の
人、軽装の人、観光スタイルの人など様々だ。菅の台駐車場に降りて来たころ、空木岳から下山しているであろうyouさ
んと連絡が付き無事を確認、駒ケ根高原スキー場上の林道終点登山口まで迎えに行く。駐車場胃に着くやいなや、極
楽平から空木岳への長い縦走路と空木岳からの長い下りをクリアーしたyouさんが元気に降りて来た。
(セイ 記)

木曾駒ケ岳山頂から何思う?

南アルプスと富士山
 木曾御嶽山  穂高連峰

木曽駒ヶ岳山頂

紅葉のウラシマツツジ
(丹沢/写真)

檜尾岳から望む長大な空木岳への山稜(you/撮影)
極楽平から空木岳縦走【極楽平~空木岳下山口間は単独行)】
🌼 期日
   平成29年9月14日(木) ~ 15日(金)
🌼 山行記
 9/14(木)晴天(西の風)
 菅の台バス停一番のバスを目指して駐車場へ着く。既に切符売り場が開くのを待つ登山者の列。増発された二台
 目に乗り、ロープウエイも7:39の臨時便で順調に千畳敷に。稜線の極楽平目指してゆったりと登っていくと、2パー
 ティが追い越して行き前を歩く「おばちゃん」もパス。我々も追いつくも道を譲る気配が無いので稜線まで仕方なく後
 ろを歩く。極楽平まで三ノ沢岳ピストンと北へ宝剣を超える二人と別れ一人南へ向かう。前に「おばちゃん」がいて、
 島田娘まで後ろを歩く。小ピークで道を間違えた瞬間を逃さず前に出る。「何処まで行くんですか?」「どれくらいの
 コースタイムですか?」と矢継ぎ早に後ろから声を掛けられる。こういう人は苦手なので、生返事をして駆け降りる。
 大峰で握り飯を頬張りながら来た方を見る3の扶持をと信じられないくらい遠く歩いている。「いかん、オーバーペー
 スだった」と後悔。檜尾まで自重して歩く。山頂に着いたメンバーが追い抜く時にそれぞれ声を掛けられ何か不安な
 感じを受けたと口々に言う。名古屋から来た単独行の若い女性が明日は仕事なのでここから戻ると言うので、行違
 う時に様子が変だったら「一緒に戻った方が良いのでは」と声をかけて貰えまいかと考えたが、同行して最終ロープ
 ウエイに乗り遅れると懸念。檜尾避難小屋に泊まれる装備を持っているとは思えないザックだったし……勝手に
 慮っても仕様がないと自分に言い訳をして熊沢岳に向かう。やがて、花崗岩の大きな岩壁をルート表示に従い登る
 と、目の前に×印、下りて反対側の縁を登るとまた×印。登山道を10mほど戻ると最初に登ったルートの斜め上に鉄
 の足場が打ってあるのが見える。登り直して×印から右にへずると、人工の足場と手がかりを得る。それにしても、「お
 ばちゃん」がルートを見出してもこの岩を登れるとは思えない。時間的にも小屋に明るい時間に辿り着けるとは思え
 ず、また心配になる。熊沢岳の手前で南駒から来たというワンゲルの学生が8人くらい休んでいて、今日は檜尾の
 避難小屋泊りというので、事情を話し避難小屋に同宿させることも考えて欲しいと伝える。jyoelさん風のリーダーが
 両手で大きな輪っかを作り見送ってくれる。思いのほか遅第れたので途中で小屋へ電話を入れ、東川岳は先行者を
 追い抜く勢いで駆け降りる。小屋にも状況を話しビールを買って寛ごうとすると、素泊まりは10分西の水場まで行か
 ないと水もお湯も300円という。やれやれ。夕食を終え人気のまばらな食堂で、ペペロンチーノとウィスキーで相撲
 中継を見ながら一人宴会、二階大部屋の布団に横たわる。
(you 記)
🌼 コースデータ
   8:33千畳敷出発…9:06極楽平9:16…島田娘…10:24濁沢大峰(昼食)10:45…12:15檜尾岳
   12:45
14:12熊沢岳14:34…東川岳16:15…16:30木曽殿小屋(泊)=水場往復

長大な稜線の彼方に目指す空木岳
 ・9/15(金)晴天(北北西の風)
  4時半に起床するもバーナーの調子が悪く朝食作りに手間取ってしまい出発が遅くなる。結局、おばあちゃんは連絡
 もなく小屋に来なかったので、小屋の管理人が北へ向う縦走者に気を掛けてくれと頼み、私は身体的特徴や着衣及
 びザックなど特徴を伝える。第一ピークまでゆっくりと登る。第三ピークの空木岳山頂まで、北へ駒ケ岳まで縦走する
 という単独行とすれ違ったのみ。「昨夜、駒峰ヒュッテに24人泊まった」というから空木岳避難小屋と併せて池山尾根
 がメインルートなのだろう。空木頂上の先着者は越百小屋に向けて出発し、頂上と360度のパノラマを独占し満喫す
 る。天気だけでなくこんなに晴れ晴れしい気持ちになった頂上はない。地元の山岳会が建てた駒峰ヒュッテは小綺麗
 で頂上直下の抜群のロケーションにあり、テラスで空木を見上げて夕方飲むビールは格別だったろうと想像している
 と、一羽の鳥が門の前に飛来しカメラに収まってくれる。ピークが遠ざかるのを惜しみ、振り返り振り返りしながらのん
 びり樹林帯に入るまで開放的な尾根を下りる。此処から難所との看板を見て荷を下ろしてストックをしまう。なかなかの
 鎖場だ。休みの前に池山尾根を登ってくる人は多い。難所を超えてから、下山口14時の約束に間に合わせるべくペ
 ースを上げた。池山の水場から電話連絡すると、既にこちらへ向かえるというので、水場で予定していた朝食も取らず
 に林道終点まで急ぐ。13時半に着いた時に「今、着いたところ」此処まで車で迎えに来てくれたので林道を歩かずに
 済んだ。前回宝剣を超えて縦走を計画するも天候に恵まれず、極楽平を下りているので、今回はサポートを受けリタ
 ーンマッチ、なかなかタフなコースだったが格別な山行だった。単独行は自分の課題と成長を(衰えも?)感じ、大和の
 深い対話が魅力だが、今回はおばちゃんにちょっと疲れた。近くのこぶしの湯で汗を流して何時もの民宿に向かい、
 充実を噛みしめながら3人で歓談。 
(you 記)
🌼 コースデータ
   5:44木曾殿乗越…6:44空木岳第一ピーク6:52…7:25空木岳7:55…8:00駒峰ヒュッテ8:08
   
8:48奇石…9:28分岐通過…9:38迷い尾根の頭(小地獄/大地獄)…マセナギ通過…11:51
   尻無分岐11:56…12:30水場12:40…13:25林道終点に下山

空木岳山頂

ホシガラス
 下山路からの空木岳

奇石

    (毛虫じゃない?)ヤマハハコ

トリカブト属のサクライウズ

池山尾根林道終点の道標
(you/写真)