H29.9.23縞枯山から中央アルプス方面を撮影
■ 山行日
  平成29年9月23日(土) ~ 24日(日)
■ 山行先
  北八ヶ岳(北横岳/蓼科山)
■ 参加者
  ミッキー 他 友人2名 (計 3 名)
■ コースデータ
 ※ 第一日目(9/23)
    4:00甲府駅→(マイカー)→7:30プール平→(タクシー)→9:00麦草峠…10:40茶臼山…11:20縞枯山
    展望台…12:00縞枯山…12:20雨池山…15:20北横岳(2,480m)…亀甲池…17:45双子池ヒュッテ(泊)
 
※ 第二日目(9/24)

    6:05双子池ヒュッテ…7:15大河原ヒュッテ…8:30前掛山…9:45蓼科山(2,531m)10:50…13:15女神茶屋
    (蓼科山登山口)…(信玄棒道)…14:30プール平
(蓼科温泉)→(マイカー)→16:20茅野駅
■ 山行記
※ 9/23(土)
茅野駅や小淵沢駅に停まる夜行バスが満席のため、やむなく甲府駅4:00着のバスで集合とする。明け方の雨がちょ
うど上がった頃に甲府駅に降り立つ。3年前と同じように、駅前の吉野家で朝食を済ませ、車で来た山梨在住のアン
ヌ隊員と5:30合流。アンヌ隊員は、2006年以来11年ぶりの参加だ。そのまま車でプール平まで進撃する。プール平
のアルピコタクシー乗り場には、まだ車の影はなく、タクシーを呼び出して麦草峠へ向かう。タクシーの運ちゃんによれ
ば、1月半に1回くらいの割合でプール平での待機番が回ってくるとのこと。また、小津安二郎の別荘が
この辺りにあって、親父のやっていたお店に良く顔を出していたので、子供のころのその姿を見ているが、毎日のよう
に一升瓶を下げてやってきて、それを飲み尽くしてしまう飲兵衛で、別荘を引き払う時には一升瓶が大量に出て…。
先日、皇太子が…天狗岳に登ったときは、前方に100人、公報に50人の警察官が私服で付き従って……と話が続く
うちに、麦草峠に着く。麦草峠では小雨がパラついたが、歩き出すうちに気にならなくなる。順調に茶臼山山頂をクリア
し、そこから展望台に向かうが、昨日までの雨で道がぬかるんでいて、久々参加のアンヌ隊員は滑って転ぶ。加えて、
茶臼山展望台で時折雲から顔を出す天狗岳の姿を楽しみ、アンヌ隊員差し入れのブドウを楽しみ、縞枯山展望台で
は先に進む小学1年生の男の子に感心し、縞枯山山頂を探して行きつ戻りつ、という調子で進むうちにペースダウンし
て、予定より1時間以上遅れて雨池峠に到着。けれど、焦りもなく考えもなく、小休止の後に予定になかった雨池山に

縞枯山展望台から天狗岳を望む

縞枯山展望台から中央アルプスを望む
歩を進める。急登を経て辿り着いた雨池山山頂からは!岩場のアップダウンが続き、思ったよりも時間が取られる。今回
使用した「ヤマレコ」(http://www.yamareco.com/)のGPSで自らの位置を確認しても先が長いことが分かって、ここ
で初めて焦るが、焦ったところでどうにもならない。結局、双子池ヒュッテに着く予定時間に、ようやく北横岳ヒュッテに
辿り着く。そこからすぐの北横岳山頂は展望が開け、茅野の市街地に上に沸き立つ入道雲が印象的。

雨池山の岩場を行く

北横岳山頂から
さて、双子池ヒュッテに泊まろうかと迷うが、下りに突き進む。地図上はなだらかに見えた大岳廻りで双子池ルート
は、標識にわざわざ「難路」と書いてあるので、あっさり諦めて、まっすぐ下るルートを選ぶ。地図では等高線に直角
に下っているとおり、岩が急な下り坂で、おまけに北斜面なので昨日の雨が乾きっておらず、濡れた岩に非常に気
を遣う。この下りで大いに体力を削られたうえ、日の光が
双子池
木立に遮られて夕暮れも早く訪れるように感じる中で、若
干の焦りも感じつつも、気を遣ったせいか、誰もコケるこ
ともなく無事に1時間半で亀甲池に辿り着く。ここで小休止
して再び進み始めると、同じく双子池ヒュッテを目指すグル
ープとも巡りあって少し安心。やがて、静かな水面が広がる
双子池の周りにいくつもの並ぶテントが見えてきた。双子池
をぐるっと廻ってヒュッテに着いたのは17:45.大いに反
省すべき到着時間だが、いつも引き合いに出される空木岳
の経験(19:30頃に着いて小屋主に大いに怒られる)から
か、ダン隊員はケロッとしている。ともあれ、予約していたせいか、個室をあてがわれてホッとするし、自炊スペースも
使用するのは我々だけで、レトルトカレーの夕食後にコーヒーなぞも淹れてくつろぐことができた。寝る前に、久々参
加のアンヌ隊員は珍しく足に湿布している。こちらは空を見上げたが、残念ながら雲で覆われ、星は見えなかった。
※ 9/24
いつもよりゆっくりめで5:00起床。紅茶を淹れ、朝食を済ませて6:05に出発。テントから起き出したらしい短パン姿の女
性と出がけの挨拶を交わして、笹の中の道を登り始める。登りといっても昨日と違ってなだらかで岩もなく、「今回初め
て登りやすい道」という声が出る。霧に包まれたなだらかな丘を上に出たところで、後続に抜かれる。出がけに挨拶し
た女性だったのだが、単独で追いついてきた彼女は、朝に
霧に包まれたなだらかな丘
出会った短パン姿のままで、笹の露に濡れることも、霧の中
に佇むこともものともしないよう。その霧も大河原ヒュッテに着
く頃に消え去って、明るい日が降り注ぐ。ここからの登りは傾
斜がきつくなって、後続のカップルに抜かれたりもするが、ア
ンヌ隊員はその女性の山ガールの出で立ちが気になるよう
そこからすれ違う女性の服装をチェックし始める、凝り性のダ
ン隊員も協力するというより、しっかりカウントを始め、山行を終
えるまで数えきる。(最終結果は、山ガールが28、それ以外
が26だったか。アンヌ隊員は、45歳前後に分岐点があると
独自の(?)分析をしていたが、果たして来年度以降の彼女の服装に影響を与えるのだろうか。前掛山の山頂近くに
なると、靄が出始める。雨に降られたように水が滴り落ちているところも通り抜け、ふと見上げた視線の先にある山頂
頂はすっぽり靄に覆われている。その後、頂上全体が姿を現してところをみかけて「どうぞそのまま晴れたままでい
ますように」とダン隊員は念じるが、すぐに靄に覆われてしまう。

靄に覆われる蓼科山

もうすぐ山頂
けれども、空全体は明るいので、何とかなるだろうと思って登っているうちに、1時間足らずで頂上へ着いてしまう。時
折、靄がかかるとはいえ、思ったとおり、気持ちの良い日差しが降り注ぐ。振り返れば、今日登ってきた前掛山も昨日登
った北横岳もたおやかな姿を見せて美しい。実は、蓼科山の山頂は私にとっては33年ぶりの再訪となる。山頂が広か
かったことは憶えているが、これほどとは思っていなかったし、火口型に凹んでいることも忘れている。手前にある山
頂ヒュッテが懐かしい。当時、大学3年生だった私は、夏休みにサークル仲間と蓼科湖周辺の貸別荘に止まっていて、
その日の朝に思い立ち、友人と連れ立って蓼科山に登りだした。準備無し、持ち物なしのTシャツにスニーカーという
出で立ちで、危なっかしい限りだが、本人達は呑気なものである。頂上に辿り着いたところで雨に降られ、傘さえ持っ
ていない我々は山頂ヒュッテに駆け込んだ。小屋番の老夫婦に「しばらく休ませてください」と言ったのだろうか。ランプ
が照らす灯りと、お茶と沢庵を出されてホッとしたのを覚えている。(今回、小屋の中を覗いてみたところ、ランプの傘は
残っていたものの、電球になっていた。)雨が一息ついたところで促されて下山の途についたが、心配そうに我々を
見送るおばあさんの顔に、「我々は危ないことをしているのだろうなあ」という思いが初めて浮かびその思いから後
山岳会の門をたたくことになるのである。(7年かかりましたが)さて、天気も良いので、コーヒーを淹れる。それからは
広々とした頂上の向こう側に石柱が見えるので、そこが展望台なのだろうと移動してみると、残念ながら案内板など
吹き飛んでしまったのか見当たらなかったが、眼下に広がり、白樺湖を見渡すことができる。目を上げて北アルプス
峰の々があるだろうというところは雲が覆っている。それでも一瞬の雲の晴れ間に確認できた尖った穂先を槍ヶ岳と
いうことにして、大いに満足する。
蓼科山山頂にて
ゆるゆると頂上で過ごすうち、気がつけば1時間が経ち、ようやく下山を開始する。コースの様相は記憶と違うが、急
坂であるのは間違いない。これが延々と続く。慎重に下っているとはいえ、岩の部分は概ね乾いていて滑りやすい訳で
はなく、コースタイムからそれほど遅れている意識はない。けれども登山口までが遠い。ようやく平坦な所に降りて来
たと思ったが、そこから抜かるんだ笹の中の小道が続く。結局、女神平茶屋(蓼科山登山口)に辿り着いたのは13:15
で、1時間40分のコースタイムのところを2時間半近くかかったことになる。
女神平茶屋でミカンを食べて小休止した後、プール平に向かって信玄棒道を歩き出す。女神平茶屋で3時間後の
バスを待っていた女性も、我々につられて同行することになる。体調不良のため、山頂へ向かう同行者と別れてバ
スを待っていたそうだが、プール平で小津安二郎展を観覧することにしたとのこと。
そんなこんなで、1時間後に親湯のテレビロケらしき騒動を横目に通り過ぎ、14:30にプール平の駐車場に到着。
入場料500円でシャワーもシャンプーもない(何故かボディソープは置いてある)シンプルな温泉で汗を流し、お土産
を買って帰路に着いた。
                                                         (ミッキー 記)